はなぶさ鍼灸院ニュースレター【はなぶさPRESS-39】2019年2月号 Web版
ごあいさつ
毎日カラカラのカサカサですね!
インフルも猛威ですし、負けない体をつくるしかないと思う日々です。
今号は「歩き方」をテーマに書いてみました。
日常的なことなので、その影響力は計り知れません。
それでは今月号の、はじまり~はじまり~!

かかと側?つま先側?
美容や健康のためにウォーキングを始めたら、腰や膝が痛くなったと耳にすることがあります。
それはあなたの歩き方に問題があるかもしれません。
その場で足踏みをしてみてください。
最初に足が着地するのは、「かかと側ですか?」「つま先側ですか?」
階段を降りるときに、最初に足が着地するのは、かかと側ですか?つま先側ですか?
医療や介護、スポーツクラブなどでは「腕を大きく振って、大股でかかとから着地しましょう!」と指導されます。
矛盾を感じた方は続きをご覧ください。
失われた足裏の機能を取り戻す
当院でも「足の裏」が美容や健康に及ぼす影響などを話してきました。
足裏の働きが、若さを保つためのキーポイントであることは間違いないからです。
ヒールを履いた女性がグラグラしながら歩いていることがあります。
まさに足裏の機能が使えていないからです。
普段から転びやすい方は、足裏の機能が衰えている可能性があります。
このような状態は、体のバランスだけでなく血液の循環にも影響するので、お肌の悩み、むくみやすい、痩せにくいといった美容面にもつながります。
その解決策の一つが「歩き方」です。
普段の歩き方を見直すことで、失われている足裏の機能を取り戻すことができます。
つま先側から着地してアーチを
足裏の機能とは、足の裏にある3つのアーチのことを言います。
皆さんが「土踏まず」と呼んでいるのもアーチの一つです。
このアーチのおかげで、体の負担を減らしたり、バランスを保つことが出来ます。
アーチを鍛えるための歩き方には3つのポイントがあります。
1. つま先側から着地する
2. かかとをつけて体重を乗せる
3. 足首をのばして踏み蹴る

このように歩くことでアーチがしっかりと反応します。
逆に、かかと着地はアーチを上手く活用できません。
言葉でいうほど簡単ではありませんが、とにかく最初は「つま先側から着地する」ことを意識してみてください。
難しい方は「かかとから着地しない」といった逆の意識で歩くほうが上手く出来るかもしれませんよ。
まずはトライ!!
院長のひとり言
今号の話は、当院で何度も聞いている方もいると思います。
なぜなら3点インソールの開発者が提唱している歩き方だからです。

ご存知の方もいると思いますが、国内外のプロチームやプロ選手が取り入れているもので、箱根駅伝でも復活優勝に貢献したエピソードなどがあります。
僕もこの歩き方を意識するようになって(実際はインソールも使っていますが)、少し高めだった血圧が下がりました。
ウォーキングをしていたわけでもなく、ただ使い方が変わっただけです。日常のことだからこそ大事。
最後に
実は、足の裏のアーチは、歩き方だけでなく、靴によっても崩されています。
多くの間違いは、フィット感、履きやすい、歩きやすいといった靴が「良い靴」といった考えです。
フィットさせるためにアーチの隙間を埋めることは、同時にアーチの機能を使えなくしていることでもあります。
人工的に偏平足をつくっている訳です。
一般的に良いとされていることも、別の角度から見れば矛盾していることは多いです。
歩き方や靴もその一つだと思います。
これは知っているか知らないかで、大きく将来を左右する話です。
オシャレは我慢!という人もいますが、我慢によって体を壊していたら美容どころではなくなりますからね!!