こんにちは。ファスティングマイスターの小曽根です。
ファスティングをやってみたいけど、
「何日も食べないなんて平気かなぁ・・・」
「ファスティングって何が変わるの?」
という方のために、僕が以前に行った「3日間のファスティング」を、体験日記の形でご紹介しています。
最終回は、【回復食編】です。
※【準備食編】【断食編】もコチラからご覧になれます ↓ ↓


回復食編
断食が終わったからと言って、いきなり元の食事には戻しません。
腸内の大掃除でスッキリしたところに、いきなり負担の多いものや体に悪いものを入れては、今までが台無しになります。
きれいになった腸は、吸収しやすい状態にあります。
何を、どのように食べるか。
ファスティング後も良いコンディションを保ち、リバウンドを防ぐためにも、回復食は非常に大切です。
回復食1日目(初日から6日)
意外とあっという間に終わってしまうのが3日ファスティング。
ただ、トータルでは7日間あるので、しっかり行うほど達成感もあります。
体重:75.2kg(-3.6kg)
体脂肪率:16.5%(-1.9%)
※( )内は初日との比較です。

断食明けだし、脂肪燃焼の影響もあってか、今回のファスティングで最軽量になりました。
体調も変わりなく、空腹感もあまり感じません。
ただ、家族との食事は、目の前にあるだけに辛いものがあります、、。
実は、断食中からも毎日少しですが、便通がありました。
いつもと形状が違うので、断食中からも宿便がでている感じです。
食べていないのに出てくるので、腸がきれいになってるような実感があります。
仕上げの「スッキリ大根」
回復食初日の朝は、「スッキリ大根」という恒例メニューがあります。
デトックスの仕上げに、宿便をきれいに流すためのメニューです。
必ずしなければいけないものではありませんが、作り方や食べ方を簡単にご紹介します。
- 大根:1/3本
- だし昆布
- 梅干し:3個(たたき梅にする)
- 水:2リットル
- その他 リンゴ、きゅうり、味噌(この3つは無くてもよい)
スッキリ大根の作り方
- 大根1/3本を短冊切りにします。
- 鍋に2ℓの水と切った大根、だし昆布を入れます。
- 大根がやわらかくなるまで 弱火で約40分煮れば出来上がりです。
※味付けはしません。

スッキリ大根の食べ方
- 白湯をお椀一杯ゆっくりと飲みます。
- 大根の煮汁を一杯、たたき梅を溶かしてゆっくり飲み干します。
- 柔らかく茹でた大根をよく噛んで食べます。味噌をつけても良いです。
- これを3回以上繰り返します。
出来るだけ、すべての煮汁と大根を食べきります。
※気持ちが悪くなるまで無理はしないでください。
スッキリ大根を食べると、だいたい1時間以内にトイレに行きたくなります。
何度も行きたくなるので、時間に余裕をもったスケジュールと立てると良いです。
1時間以上経ってもトイレに行きたくない場合は、お腹のマッサージをしてみてください。
3日ぶりの食事は、素材そのものの味をしっかり感じられて、凄く美味しいです。
味覚もリセットされているので、全ての味が敏感に感じます。
個人的には、「味噌」をつけて食べた時が最高でした!
ゆっくり味わいながら食べた後は、トイレに3回ほど駆け込みました。
少量をゆっくり味わって
回復食も、基本の食べものと食べ方は、準備食と一緒です。
「まごわやさしい」食材を中心に柔らかく調理していただきます。

初日はまだ胃腸が休み明けなので、負担を掛けないように少量をゆっくりと味わって食べることが大事です。
とくに、腸内細菌が喜ぶように、味噌、納豆、漬物などの発酵食品は積極的に摂ってくださいね。
亜麻仁油のような良質な油は3日目から。
肉、魚、卵、乳製品などの動物性食品は4日目以降に食べ始めます。
回復食2日目(初日から7日)
このプランの最終日。少ないとはいえ3日ぶりに食事を再開したので体重が増えました。
体重:76.3kg(-2.5kg)
体脂肪率:16.9%(-1.5%)
※( )内は初日との比較です。
体重だけでみたら戻りも結構ありますが、体は前日よりも軽く感じます。
選んで食べたといえ、少し夕飯が多かったかも、、。
反動でバク食いしちゃいそう?
断食が終わったらバク食いしそうで心配する方もいますが、意外と大丈夫です。
なぜなら、せっかくきれいにした胃腸に、油や添加物などを入れるのはもったいないと思うからです。
回復食の意味をちゃんと理解していれば、いきなり焼肉とかありません。
約100兆個あると言われている腸内細菌は、ファスティングよって3日で1/100万にまで減ります。
それだけ減らすことが出来るのも、ファスティングの強みです。
そして、減ったところに何を入れるかで腸内環境は激変します。

大掃除した水槽の中に、「きれいな水」を入れるか「汚れた水」を入れるか。
その結果、魚はどちらのほうが住みやすいかをイメージしてみてください。お腹の中も同じような状態です。
このイメージができれば、回復食も上手くいきますし、ファスティング後も食習慣の見直しによってリバウンドも防ぐことが出来ます。
この回復食の期間は、できるだけ不要なものを避け、腸内に良いものを選ぶことが大切です。
腸が免疫力をつくる
今、最も求められているのは、 「免疫力」かもしれません。
感染症から身を守り、病気や老化を予防するには、免疫力を高めることが必要です。
免疫細胞のおよそ70%は、腸に集中しています。
老化と腸内細菌は関係が深いことから「老化は腸から」という言葉もあります。
ファスティングで腸内環境を整えることは、免疫力を引き上げることになります。
回復食までの3ステップをしっかり行い、病気や老化に負けない免疫力をつくってください。
まとめ
【準備食編】【断食編】【回復食編】の3回に渡たってご紹介したファスティング日記はいかがだったでしょうか?
今回の日記では、ファスティングによってどんなことが体で起きているかも簡単に触れました。
ファスティングはダイエットばかりが注目されますが、素晴らしいデトックス作用があります。
普通に生活をしていても、有害なものは体に少しずつ溜まっていきます。
それを放置するかどうかは人それぞれです。
今は、自分自身で美容や健康を選択する時代になりました。
だからこそ、ファスティングを正しく利用して、理想の体型と健康な体を手に入れて頂きたいです。