はなぶさ鍼灸院ニュースレター【はなぶさPRESS-34】2018年9月号 Web版
ごあいさつ
早いものでもう9月ですね。まだ不安定な天気は続くのでしょうか?
先月はものすごく強い日差しにやられたので、肌ダメージの回復に絡めて成長ホルモンをテーマにしました。
それでは9月号のはじまり~はじまり~
「若返りホルモン」を増やそう
成長ホルモンは「若返りホルモン」とも言われていて、成長期だけの話ではなく、大人になってからも色々な体の代謝に関わっています。
しかし、10代をピークとして40代にはその半分以下になると言われています。
つまり、お肌や体の若さを保ちたければ、いかに成長ホルモンの分泌を促すかがポイントです。
成長ホルモンは若返りだけでなく、生活習慣病などの予防にも役立ちます。
さらに、脂肪の燃焼を促す働きもあるので、ダイエット効果も期待できます!!
成長ホルモンの分泌が美肌のカギ

若々しい美肌とは、潤いがあって弾力のある状態です。
しかし、紫外線やストレスなどによって常にダメージを受けています。
成長ホルモンは、そんなダメージを受けたお肌を再生・修復する働きがあります。
迅速に新しい細胞へと生まれ変わることはターンオーバーの正常化にもつながるので、お肌の質を高めてくれます。
また、潤いや張りに必要なコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンなどの美肌成分は、皮下組織の「線維芽細胞」という細胞がつくります。
成長ホルモンには、その線維芽細胞を活性化する働きがあります。
年齢に伴い成長ホルモンは減っていきますが、生活習慣によって分泌を促すことは可能です。
成長ホルモンの分泌を促すコツ
毎度のことながら、特別なことではなく日常の工夫で成長ホルモンを増やすヒントをご紹介します。
良質な睡眠
以前は22時~2時を「お肌のゴールデンタイム」と呼ばれていましたが、寝入りの3時間ぐらいに深い眠りに入ることが大切です。
毎日眠る直前にゲームやスマホをしている人は脳を刺激してしまうので、老化を進めているかもしれません。
空腹・タンパク質
空腹を感じると胃からグレリンというホルモンが出て、強力に成長ホルモンの分泌を促します。
食事の時間が決まっている人も、時間だから食べるのではなく、その時間にお腹がすくように工夫をしてみてください。
また、食事は成長ホルモンの原料となるためにタンパク質をしっかり摂ることが大事です。
運動
簡単にできる筋トレならスローで行うスクワットなどがおすすめです。
少しきつめで行うのがポイント。
筋トレのほうがウォーキングなどの有酸素運動より効率が良いのですが、筋トレとウォーキングを複合でしても良いです。
院長のひとり言

昔いらしていた方で、いつも表情の険しい方がいました。
僕はすぐに「この方は苦戦するなぁ」と感じました。
なぜなら、生活習慣からの負担も多く、体の反応を利用する美容鍼灸への理解がかなり乏しかったからです。
予想に反して、僅かな期間で穏やかな表情になり顔色も良くなっていったのですが、そのきっかけは睡眠だったと思います。
鍼をした日はよく眠れることで朝がスッキリすると言われてました。
気持ちの余裕も出来るので表情も柔らかくなります。
今もその表情が続いていてくれていると嬉しいですね。
最後に
今は、足りなければ補うといったことが、体にとっても簡単に行い過ぎると感じています。
元々備わっている素晴らしいからだの機能は、使わなければ衰えてします。
だから上手く利用しないと絶対に損です。
見た目だけキレイか、素肌がキレイかは、年齢とともにはっきりしていきます。
病気や生活に支障が出るほどでなければ、少しくらい体にはスパルタで良いです。
ただし、大切なのはそのやり方。
化粧代ばかりが増していくのではなく、素肌美人を目指していくなら、今あまり上手く使えていないところを引き上げるだけで、本質から変わっていくエイジングケアになります。