はなぶさ鍼灸院ニュースレター【はなぶさPRESS-29】2018年4月号 Web版
ごあいさつ
桜はご覧になりましたか?
暖かい日が多かったので気持ちよく外を歩けましたよね!
そこで今回のテーマは「歩き方」についてご紹介したいと思います。
なぜ、足の話をしているのか?
脚のむくみや膝の痛みなどで困っている人だけでなく、健康と美容には必見です。
それでは4月号のはじまり~はじまり~。
歩き方でバランス力は衰える
ヒトの足裏には「アーチ」があります。
二足で立てることやスムーズに体を動かせられるのも「アーチ」が働いているから行えることなのです。
しかし、今このアーチが衰えてしまっている人が沢山います。
その原因の一つが「靴」、そして「歩き方」です。
アーチが衰えることにより体のバランスが悪くなります。
転びやすくなるだけでなく、余計な負担が増えることから膝や腰の痛みにもなります。
健康のためにウォーキングしている人が膝を壊してしまうのは、あるあるの話。
歩き方の意識を変えて、もっと楽になりませんか?
むくみやすい歩き方とは?
ふくらはぎは「第二の心臓」と言われています。
足の動きがポンプのようになって血液循環を助けているからです。
デスクワークの人がむくみやすいのは、足を長時間動かさないでポンプ機能が使えていないことも原因になります。
それなら、「今日は歩き過ぎたから足がむくむ」っておかしいと思いませんか?
たくさん動いてポンプを使っているはずなのに・・・。
このタイプの人は、ふくらはぎをあまり使えていない歩き方をしています。
その歩き方とは、“踵から着地”をする歩き方です。
毎日数千歩も歩くのですから、その影響は計り知れませんよね!
メディアでは伝えない歩き方のコツ
メディアでは当たり前のように踵から着地する歩き方を紹介しています。
でも、この歩き方だと膝に負担が増すばかりか地面を蹴りにくく、足の機能が衰えやすくなります。
一般的には非常識なようですが、知っている人にとって常識です。
「むくむ」「冷える」と言われる人の足は、偏平足や足の指を使えていない人が多いです。
ヒールのある靴を履いて転びやすい人は、靴のせいではなくバランス機能の衰えた足に問題があります。
つまり、足の機能がしっかり使えているかがポイントなんですね!
当院に来られている方は、足裏の3点バランスが姿勢や美容に重要であることを知っているはずです。
歩き方にはコツがあります。
踵から着地しないように意識をしても、逆に混乱して不自然な歩き方になってしまうことが多いです。
そこで、「大きな歩幅で歩かない」ことから始めてみてはいかがでしょうか?
それと合わせて、つま先の向きを正面に向けて歩いてみてください。
最初は違和感があるかもしれませんが、目先のことにとらわれない人だけが、このメリットを手に入れることが出来ます。
院長のひとり言
最近、大手スポーツ店でも三点インソールを勧められた方がいました。類似品でしたが・・・。
とても大切なことは、今までと真逆であったこの理論が必要であると認められてきたことです。
当然、大手スポーツメーカーもこの理論は知っています。
なのになぜ作らないか分かりますか?
答えは、大手企業ほど今まで良いと言い続けてきたことを覆すことが出来ないからです。
だからメディアも積極的には動きません。
その証拠に、あなたも使っているインソールの理論は、すでに国内外のプロでも使われています。
最後に
今回は歩き方について少し書きましたが、「靴」について一つだけアドバイスをします。
実は、「履きやすい靴と体によい靴は別」です。
中敷きの膨らみや先端のカーブが強いものなど、余計なものが細工してあるものほど、本来の足の機能が使われなくなります。
僕は、その理屈を知ったとき非常に恐ろしく感じました。
その靴を履いていれば歩きやすく感じるかもしれませんが、それに慣れるほど足は衰えていくわけです。
さらには大人の事情もあるからです。
歩き方も同じ。
知ってしまえば怖くなりますが、逆にすることはシンプルになります。
家族や大切なお友達にも教えてあげてください。