はなぶさ鍼灸院ニュースレター【はなぶさPRESS-42】2019年5月号 Web版
ごあいさつ
いよいよ令和時代のスタート!
どんな時代になっても、美容と健康は永遠のテーマです。
同じ年代でも若くみえる人と、そうでない人がいます。
その差は「体の中から磨くこと」です。
見た目だけでなく、内から湧き出る美しさこそ本当の魅力です。
ただ、魔法のようにはいかないデメリットもあります。
だからこそ日々の積み重ねが大切になります。
今月のテーマは「糖化」。
糖化対策をして令和時代を若々しく過ごすためのヒントをご紹介いたします。
それでは今月号の、はじまり~はじまり~。
過剰な糖は老化を進める
空いた時間に何気なくお菓子を食べていませんか?
近年美容に重要とされているのが「糖化」です。
いくらスキンケアを頑張っていても、体内で老化が進んでいては意味がありませんよね?
体の大部分はタンパク質で作られています。
そのタンパク質が食事で摂取して余った糖と結びつき変性をした結果、異常なタンパク質の「AGEs」というものが生まれます。
AGEsはタンパク質本来の役割を果たさないだけでなく、体に蓄積され体のあちこちで悪影響を及ぼします。
お肌の老化も、その悪影響の一つです。
お肌の老化を気にしながらも、甘いものを食べすぎてしまえば意味がないわけです。
糖化による老化と病気の関係

AGEsの種類は現在分かっているだけで100以上あり、糖化が美容や健康に与える影響は大きいです。
肌
コラーゲン繊維が壊され、皮膚の弾力性が低下し、シワやたるみの原因になります。AGEsの蓄積はくすみの原因にもなります。
髪
毛髪のたんぱく質の変性により、髪の毛の強度が低下してコシ・ツヤが失われます。
脳
認知症との関連が指摘されています。
血管
動脈硬化、AGEsによる血栓との関連が指摘されています。
骨
コラーゲンが破壊され、骨粗しょう症の原因になります。
目
水晶体の弾力低下、にごりにより白内障、網膜症などの原因になります。
糖化対策のヒント
糖化対策のポイントは、
- 血糖値を急激に上げる食材を避けること
- 血糖値が急激に上がらない食べ方をすること
というのが一般的です。
でも先ずは、間食や飲み物を見直してみてはいかがでしょうか?
お菓子に使われている白砂糖は、サトウキビを原料としてミネラルやビタミンなどの栄養素をほとんど取り除いたものです。
主成分であるブドウ糖の消化の際に、疲労回復や精神を安定させるビタミンBを大量に消費するため、赤血球を作るビタミンB12が足りなくなってしまいます。
そのため、血液の質を低下させたり、体の冷えを招く原因にもなります。
また、飲み物の「糖類ゼロ」といった表示も注意が必要です。
「砂糖などはあまり入っていないけど、それ以外の糖類は入っているかも」という表示だからです。
甘いものは癒しにもなります。
ストイックになるよりも、摂るものを選んで上手に付き合っていくのが良いと思います。
院長のひとり言

最近のマイブームである「厚揚げ」の仲間が広まりつつあります。
豆腐の中でもカルシウムや鉄の栄養価が高く、しかもイメージと違って糖質が極めて低いのです。
油抜きしてオーブントースターでカリっと焼いて、アレンジをして食べています。
僕の血糖値が安定しているのは、もしかしたら厚揚げのおかげかもしれません(笑)
調理法やトッピングで楽しんでいるので、お勧めの食べ方があったら教えてくださいね。
最後に
僕はストイックな食事指導はしません。
流行りものに乗っかって楽しむくらいで良いと思っています。
こだわり過ぎると、食事自体がはっきり言ってつまらなくなります。
但し、大枠を外さないことがとても大事。
その一つが「糖」の問題です。
肌老化では、紫外線に次ぐ要因であり、過剰な摂取は身体の老化とともに健康を崩す原因となります。
肌荒れやむくみの気になる方が、過剰なものを減らすことで変わることも多くあります。
お金や時間を沢山かけるよりも、糖のコントロールがあなたの若さを支えてくれるかもしれません。