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姿勢矯正の落とし穴。美しくなるには【猫背でイイんです】

猫背でイイんです
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正しい姿勢と良い姿勢は別もの

学校や家庭では、「姿勢を正して」「猫背は悪い」といった言葉がよく使われます。

実際、姿勢矯正をおこなう治療院や、姿勢指導をおこなうジムなども多いですよね?

その大半は、背筋を伸ばし、胸を張る姿勢を正しいと指導しています。

実際にその姿勢をしてみるとどうでしょうか?疲れませんか?

良いとされる姿勢は疲れるのに、悪いとされる力を抜いた姿勢のほうが疲れないなんて疑問ですよね。

結論から言うと、

正しい姿勢=良い姿勢ではありません。

背中は、ほどよい猫背でイイんです!

日本だけの姿勢教育

日本だけの姿勢教育

もともと背骨には自然なカーブがあって、胸の部分は後ろに盛り上がっています。そして肩は、少し巻き肩になるところが自然な位置です。

背筋を伸ばし、胸を張る姿勢を日々続けていると背骨が真直ぐになるだけでなく、自律神経にも影響して体の不調を招くことにつながります。それなのに、毎日背筋を伸ばして頑張っている人ばかりです。

実は・・・

姿勢教育は日本特有のもので、海外にはほとんどありません。

ぜひ、海外のモデルさんや映画の俳優さんをご覧になってみてください。

意図的なポーズの他で、無駄に背筋を伸ばしている人や胸を張っている人はほとんどいません。

本来はカーブがなければいけない背骨を、頑張って真直ぐにしてしまうのが一般的な日本の姿勢矯正なんです。

力の抜けた美しさ

力の抜けた美しさ

当院では、「力の抜けた美しさ」「脱力したカッコよさ」を目指しましょう!といっています。

見た目の話でもありますが、脱力した姿勢によって自律神経を乱さないことは、美容効果やアンチエイジングにも大きく影響を与えます。それは、体の機能において自律神経が司令塔になっているからです。

例えば、自律神経が乱れ内臓機能が低下すれば、お肌のターンオーバーやバリア機能にも影響があります。

「力を抜く姿勢」=「だらしがない姿勢」とイメージされる方もいます。

それは、認識の違いです。

上の画像の女性のように、力の抜けた姿勢は余裕を感じたり、やさしい印象を与えてくれます。

また、

姿勢をよくするためにバレエやダンスをしているという方がいます。

美しくみせることと、体に良いということは別です。

バレエやダンスを否定しているわけではありません。

バレエの時は背筋を伸ばしていても、普段は力を抜いた姿勢を意識したほうが良いです。

知った上で日常との使い分けをしてほしいと思っています。

しわやたるみがお悩みの方にも姿勢の話をよくしています。「お肌と姿勢って関係ある?」って思うかもしれませんけど。

目先だけでなく美容や健康を考えるならば、姿勢はアンチエイジングにかかわる大切な要素です。

ぜひ、力の抜けた姿勢で自然な美しさを手に入れてください。

子供たちの将来のために

子供たちの将来のために

余談ですが、我が家には小学生が二人います。

今のランドセルは重たいんですよ・・・巻き肩矯正ベルトみたいになって、強制的に背筋を伸ばし、胸を張る姿勢になります。

小学生が肩こりで悩んでいるなんて記事をみると胸が痛いですよね。今の小学生は過緊張の子がとても多いです。

その原因の一つが、反り返りの強い姿勢です。

反りの強い姿勢で体を支えるためには、余計な力を常に使わなければいけません。それを続けていると、緊張の抜けにくい体になっていきます。

また、

緊張の抜けない体は、体調だけでなく精神的にも不安定になります。

自律神経と感情などの精神面は、密接な関係でつながっているからです。

大人になってからも、小さい頃に受けた姿勢教育の影響は残りやすいです。

だからこそ、子供たちの将来のために、力を抜くことを伝える必要があります。

最後に

良い姿勢とは、余計な力を使わないことや、余計な負担をかけないことが理想です。

背骨は体に掛かる負担を減らすために、真直ぐではなくカーブを描いています。

なのに、余計な力を使って背筋を伸ばし、負担が分散しにくい真直ぐな形にしているのが今の姿勢指導です。

当院の中にも、姿勢の意識を変えただけで肩こりが減ったり、座骨神経痛が治ったりする方がいます。毎日のことなので、少しでも負担が減れば体はラクになります。

あなたもダラっと肩の力を抜いてみたら、今までと違がった自分になるかもしれませんよ!